「入りやすい店」から「入りたくなる店」へ!!
昨日の記事では、アパレル企業で働く皆さんが、データを検証しすぎたりトレンドや動向を読み過ぎたりして疲れているのではありませんか?という内容を書きました。《データを検証し過ぎたり、トレンドや動向を読み過ぎたりして疲れていませんか?》
商品開発面でのことが中心でした。
では実際の店舗ではどうでしょうか?
「入りやすいお店」というだけではもう売れません
VMDの教科書的なセオリーとしては、「商品を解りやすく見せて、お客さまにとって買いやすい売り場を作る」ということが重要視されるかもしれませんね。
あるいは、入りやすく開口部を広げたり、間口をたくさん作ったりすることも・・・
もちろんそういった工夫はとても大切ですし、効果もあります。
いわゆる「入りやすいお店」ですね。
ただ、それをやっていてももう売れなくなっていることも事実!
ニーズに応えるのではなく感動を与える
お店に入りやすくて、売っている商品もわかりやすい。期待通りのものが揃っているお店。=ニーズに応えてくれるお店
でもそれだけで『あっ、このお店で買い物したい!』と思えるでしょうか?
このお店、一体どんなお店なの?
どんな商品が売っているのだろう?
次の売り場はどうなっているのだろう?
そんな風にワクワクドキドキさせるお店。
「入りやすいお店」ではなく「入りたくなるお店」といえるかもしれませんね。
意外な商品との出会い、サプライズな演出、視覚嗅覚聴覚味覚触覚といった五感に響く店舗体験・・・
そんなお店でのお買い物は、期待通りではなくそれ以上の感動を与えてくれるかもしれません。
単に「商品を解りやすく見せて、お客さまにとって買いやすい売り場」のお店で、「トレンドを追求したり、売れ筋を追随した商品」を売っているだけのお店ではこんな感動は得られにくいですよね。
「入りたくなるお店」を作ろう!
だから企業側が持っている得意なこと、経験値の高いこと、やりたいこと、こういった資質を再認識しましょう。
それを基にお店づくりや店舗運営に活かすことで、独自性を感じてもらいましょう。
それを発信して、共感してくれたお客様が「入りたくなるお店」を作ってみませんか?
・・・・・そういうことです。
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